エイズ(HIV)の早期発見の大切さを改めて知って欲しい

2020年03月04日

HIV(エイズ)といえば、一昔前に感染者数も増えて話題となった感染症です。エイズとは、HIVがリンパ球やマクロファージに感染した結果、増殖することで発症します。

免疫に欠かせない細胞が減少するようになり、さまざまな病気にかかるリスクが高くなってしまうのです。ここ20年ほどのHIV感染者数は、国内だけで毎年1,000から1,500人前後いることが調査でわかっています。

HIVは主に血液や膣分泌液、母乳などに多く分泌されるため、性交渉や母子感染などによってかかりやすくなります。他にも、輸血などから移る血液感染がよく知られています。発症率も高くHIVに感染するとどんどん免疫細胞が減少していき、病気やケガのリスクが高くなってしまいます。場合によっては生活の質が大きく低下する、死に至ることもあるほど重い被害を引き起こすことがあるのです。

早期発見して早めに治療を受けることができれば、重症化することを防げるので、発症率の高さを踏まえても、早めに対策することをおすすめします。HIVの感染率は、それほど高いわけではありません。コンドームを付けないで性交渉を行った場合、100回に1回の割合で移ると言われています。しかし、たった一度のセックスで移った事例もあるので、感染率が低いからといって安心ではありません。20年以上昔は、エイズを発症しても治療薬がないと言われていました。しかし、医療技術の進歩によって適切な治療が受けられるようになったのです。

治療についても、入院するのではなく3カ月に1度程度の通院で済むことが多いようです。それ以外の期間については、処方された薬を飲むだけなので、治療の負担はそれほど大きくはありません。むしろ、治療を受けない方がリスクが高いので、早めに治療を受けた方が治療期間も短く、治癒も早くなると期待できます。

エイズを早めに発見するためには、検査を受けるのが有効策になります。HIVに感染すると約2から6週間の潜伏期間があり、50?90%の人に自覚症状が表れると言われています。主な症状は、発熱、リンパの腫れ、咽頭炎、筋肉痛や頭痛などです。

エイズにはそれ特有の症状があるわけではないため、症状からHIVが移ったかどうかを判断するのは難しいのが現状です。早期発見するためには、エイズの検査を受けることです。HIVの検査は、全国の保険所で実施しており、しかも匿名で受けられます。検査にかかる費用も無料なので気軽に受けられるのもうれしい点です。検査の結果もスピーディーで、陰性だった場合は即日で検査結果を知ることができます。少しでも心配なときは、迷わず検査を受けましょう。